ミズタニシザーズ オフィシャルサイトの鋼材説明のページです

Materials 鋼材説明

ナノパウダーメタル

ナノパウダーメタル

新製法HIP(Hot lsostatic Pressing熱間等方圧加圧接合)でつくられるナノパウダーメタル®(登録商標)は、ナノレベルの微細な粉末からなる鋼材です。粒子のそろった粉末を高温高圧で焼き固めているため、不純物や介在物が極めて少なく、ブルーレイディスクの金型といった不純物が許されない高精度な産業機器などでも活用されています。ミズタニではこの素材でヘアカットに最適なハサミを作るために、独自に研究をすることで、強靭さと永切れ性をあわせもつ最高の鋭い刃付けでなおかつ永切れするハサミを完成させました。

ステライトアロイ

ステライトアロイ

ミズタニが使用するDeloro Stellite社のステライト®(登録商標)は、摩耗に強く耐熱性がある優れた合金です。通常の鋼とは根本的に考え方が違い、コバルト基合金とも呼ばれ、その成分の半分以上(50%以上)がレアメタル(希少金属)のコバルトでできているため、まったく錆びることのない特殊な素材です。過酷な環境に晒されるジェット機やレース用自動車のエンジン部品にも多く使用され、エンジンの寿命を飛躍的に延ばすことでも実証されています。値段が素材の段階で通常の刃物鋼の30倍以上もする特別な鋼材です。ミズタニではこれを最高峰のステライトアロイシリーズに用いています。

パウダー・ダマスカスアロイ

パウダー・ダマスカスアロイ

“DAMA®(登録商標)”(パウダー・ダマスカスアロイ/特許製法)は、2種類の異なる微細な粉末からできています。それぞれが違う成分の粉末鋼を複雑に混ざり合わせて<超高密度>に成形されています。そのため表面だけでなく、裏面、内部までもが全て同じダマスカス鋼材でできています。この複雑で手間のかかる製法は国際特許になっています。さらに特殊な焼き入れ技術で異なる2つの素材ハイモリブデンアロイとハイクロームアロイの組み合わせを同じ硬度にしていますので、長時間の使用でも髪への食いつきが落ちません。また水紋のようなダマの模様は、独自の処理をすることで鮮明に浮かび上がらせています。この美しさと驚くべき強靭さを兼ね備える素材を用いて製作されたのが“DAMA®(登録商標)”シリーズです。

ハイモリブデンアロイ

ハイモリブデンアロイ

高モリブデン合金鋼(特許鋼種)は、ダイバーズナイフなどにも用いられる耐摩耗性、耐蝕性に優れるタフな素材です。モリブデン、クロームを多く含んだ錆びにくい素材ですので、お手入れがしやすいのも特徴です。この素材を採用したアクロナイフは、過酷でハードな使用にも耐えるヘビーデューティーなモデルです。

エクストラマライズ処理

エクストラマライズ処理

EXTRAMARISE®(登録商標)とは、ミズタニの長年の経験とデータの蓄積に基づいて独自に編み出した、ヘアカット用のハサミに最適な熱処理のことをいいます。同じ素材でも熱処理の仕方によって鋼材の性能は全く違ってきます。ですからハサミに適切に添加されたコバルト・モリブデン・バナジウムなどレアメタルの特性を最大限に発揮させる為に、(※焼き入れ、焼きもどし、サブゼロ処理)などの徹底した温度管理が必要不可欠なのです。素材の持ち味を引き出し、ヘアカットシザーズに必要な最強のブレードに仕上げるために、ミズタニ独自の最高の熱処理を施しているのがEXTRAMARISE®(登録商標)処理です。

※焼き入れ、焼きもどし、サブゼロ処理
30年使えるミズタニのハサミは、その高額な素材を生かすために適切な熱処理を施しています。「焼きを入れる」という言葉を聞いたことがあると思います。通常、ハサミに用いられる鋼は、そのままでは硬さは得られません。理美容ハサミで使われるステンレス鋼の場合、1000℃以上の高温で熱処理をすることで必要な硬さにしています。(ステライトなどのコバルト基合金はこの限りではありません。)また焼きを入れるだけでは硬いだけで非常にもろいので、もう一度焼きもどしという処理をします。さらに高級刃物では、マルテンサイト変態しきれていない組織(残留オーステナイト)について、後々の変形(経年変化)を防ぐために-100℃に液化窒素などで必要時間保持する「サブゼロ処理」を施します。

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